前期選抜倍率分析と不合格だった時の考え方【長野県高校入試2021年度】

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こんにちは!

超個別指導塾まつがくの松本です。

講師 松本

 

2021年2月3日に長野県公立高校前期選抜の倍率が発表されました。

ここでは過去のデータと比較しながら、第一通学区と第二通学区について分析してみたいと思います。

 

今年度(2021年度)の長野県全体の前期倍率は1.43倍。

昨年度が1.46倍だったので微減というところです。

最も高倍率になったのが岡谷東高校の2.92倍。

ついで大町岳陽高校の2.78倍です。

学科別でみると家庭科が1.73倍で4年連続トップです。

 

 

以下は1.5倍以上と高倍率になった高校の一覧です。

第一通学区

高校名:倍率( )※カッコ内は昨年度のもの

飯山(普):1.65(2.65)

中野西:1.65(1.37)

須坂創成(商):1.58(1.60)
須坂創成(工):1.55(0.85)

長野商業:1.77(1.58)

長野東:2.23(1.73)

長野工業(情報):1.80(2.05)
長野工業(土木):1.50(2.50)

市立長野:1.83(1.20)

長野南:2.25(1.95)

屋代南(普):1.83(2.04)
屋代南(家庭):1.85(1.80)

 

【考察】

2年連続で最高倍率だった飯山高校普通科が少し落ち着き1.65倍でした。

昨年が2.65倍だったので一気に下がりました。

志願者数でみると飯山が20人減り、中野立志舘が20人増えています。

飯山の高倍率を嫌って受験生が中野立志舘高校に流れたといえます。

 

また、創成・工と市立長野は去年は低倍率だったため、合格しやすい学校という認識があったのだと思われます。

長野東と長野南の倍率が上がったのは共に前期募集定員が12人減ったためと思われます。志願者数自体にはそれほど変化はありません。

長野工業は昨年学科再編で高倍率になりましたが、今年は落ち着きました。

 

第二通学区

上田千曲(メカニカル工):2.10(新学科のため前回倍率不明)
上田千曲(電気):1.90(1.35)
上田千曲(建築):2.00(1.85)
上田千曲(商):2.55(1.75)
上田千曲(生活):2.00(2.00)
上田千曲(食物):1.95(2.40)

丸子修学館:1.54(1.41)

小諸(普):1.85(1.52)

 

【考察】

上田千曲高校で学科再編があったため、各学科とも軒並み高倍率になっています。

長野工業の時もそうでしたが、学科再編時は期待感を込めて高倍率になる傾向があります。いわゆるご祝儀相場ですね。

毎年高倍率の高校ですが、今年はさらに拍車がかかった感じです。

他には丸子修学館と小諸の人気が回復しました。

 

前期選抜が不合格だった場合、後期選抜をどうするか

前期と後期では、それぞれ合否判定の基準が異なり、前期選抜の結果が後期選抜に影響することはありません。

前期は『学力に現れない生徒の特性を見る』試験であり、必ずしもテストの点数が高い生徒だけが合格するわけではないのです。

 

以前ある高校の先生が『後期で確実に受かりそうな生徒さんはできれば後期試験に来てもらって、前期はそうではない生徒さんを取りたい』とおっしゃっていましたが、前期試験の特徴をよく表していると思います。

よく『前期ダメだったから後期もダメに違いない』という生徒さんがいますが、そうとは限りません。

前期で不合格だったからといって、必ずしも志望校を変えなければいけないということはないのです。

既に発表された今年度入試情報を見る限り、後期選抜の倍率もおおむね昨年度並になりそうです。(定員減の高校は上がると思われます)

 

私たちは生徒の皆さんに悔いの残らない志望校選択をしてほしいと願っています。

前期選抜の結果を受け、もし後期選抜の志願先に迷うようなことがありましたらぜひご相談ください。

 

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