長野俊英高校インタビュー【長野県高校受験】

長野俊英高校インタビュー【長野県高校受験】

みなさんこんにちは!

まつがくでは生徒の皆さんへの進路指導のために随時高校の先生にお話を伺っています。

今回は長野県長野市の長野俊英高校へお伺いしてきましたので、その内容をご報告します。

 

日にち:2019年11月19日(火)

お話をしてくださった方:長野俊英高校進路指導主事 吉田育弘先生
インタビュアー:松本・會津

個別指導塾まつがく柳町教室長松本個別指導塾まつがく會津

 

 

Q:大進クラス(大学進学対応クラス)について教えてください。

A:大進クラスは大学へ行きたい生徒向けのクラスです。

普通クラスとは使用する教科書も異なり、宿題も多くなります。

生徒数は年によっても違いますが例年だいたい20人から25人。

学年全体の1割くらいですね。

2018年3月時点で明治大学・中央大学・日本大学・東洋大学・成蹊大学などの私立大学の他、信州大学や東京海洋大学など、国公立大への合格者も出ています。

部活との両立もOKです。

文系と理系の比率は9:1くらいで圧倒的に文系が多いです。

夏休みには希望者のみ学習合宿を行っています。

 

Q:大進クラスに入るにはどうすればいいのでしょうか。

A:希望者は高校入学試験時に願書に記入していただき、入試の結果で判断します。

水準に満たない場合は普通クラスへ案内します。

専願の生徒さんの方が希望者は多いですね。

その後、2年進級時にも再度希望者を募ります。

進路指導室のすぐ隣に教室があり、何かあればすぐに進路指導の先生に相談ができるようになっています。

面倒見が良く、手厚い指導ができることが特長です。

 

Q:大進クラスから普通クラスへの変更希望者はいますか。

A:今のところありません。

 

Q:中学校で不登校だった場合、入試で不利になることはありますか?また完全不登校の生徒でも受験できますか?

A:中学生時に不登校だったことが合否結果に影響することはありません。

入試当日の様子より、もし本校へ入学後も不登校が続く可能性が高いと判断される場合はお断りすることもありますが、本人に強い気持ちがあれば受け入れます。

また、そういった生徒へのサポートとして、スクールカウンセラーを2名体制としています。

 

Q:卒業後の就職はどのような状況でしょうか。

A:最近は就職希望者が増加傾向にあり、全体の3分の1ほどです。

以前は4分の1くらいでした。

恐らく経済事情が関係しているのだと思います。

就職希望者の就職率は100%です。

多くの生徒が長野市内で就職します。

ほとんどが製造業です。

進学コース・就職コースのように授業を分けることはしておらず、同じクラス内に進学希望と就職希望の生徒が混在します。

3年生の夏には就職講座が行われ、履歴書の書き方や電話の掛け方などを学びます。

 

Q:入学試験において、専願と併願で判定基準は異なりますか。

A:専願と併願での判定基準の違いはありません。

 

Q:修学旅行の行先はどちらですか。

A:台湾です。今年(2019年)は4泊5日で行きました。

 

Q:普通クラスの学習ではどんな工夫をされていますか。

A:英数国はコース別です。

かなりの少人数制で、個々の生徒の苦手なところまで戻って勉強します。

もし必要なら中学校の内容まで戻りますのでご安心ください。

頑張りたい気持ちがあれば大丈夫です。

 

Q:郷土研究班が有名ですが、始まったきっかけは何でしたか。

A:修学旅行で沖縄に行った生徒達がガマ(地下壕)を見学した際に『うちの近くにも似たようなものがある』と言って、帰ってきてすぐに調査を始めたそうです。

松代在住の生徒が幼少時から壕周辺で遊んでいて知っていたのだと思います。

 

Q:発達障害の生徒への対応は行っていますか。

A:今のところは特別な対応は行っていません。

 

 

Q:俊英高校を希望する生徒さんへアピールをお願いします。

A:本校にはさまざまな背景を持った生徒さんが来ます。

例え中学校で不登校だったとしても高校進学は人生の転換のチャンスです。

俊英高校は大規模高校ではありませんので、小回りが利きます。

生徒さんひとりひとりの要望に応えることのできる学校だと思います。

 

Q:どんな生徒さんに来てほしいですか?

A:勉強習慣が身についている、基本がしっかりした生徒に来てほしいです。

基本計算、英単語、漢字などをしっかり身につけて受験に挑んでください。

そんな生徒が大学進学などで目標を達成しています。

 

Q:遠くから通っている生徒さんはいらっしゃいますか。

A:北は山ノ内中や野沢温泉中、南は小諸市の芦原中からも通ってくれています。

遠くから通っている生徒は努力家が多いです。

 

Q:多くの私立高校でタブレット導入が進んでいますが、俊英高校ではタブレットを使用した授業はありますか。

A:基本的にタブレットは使用せずに授業を行っています。

 

【まとめ】
以前からの特長である不登校生への手厚いサポートも維持しつつ、2005年度からは大学進学対応クラスも開講しており、懐の深さを感じます。

「頑張りたい気持ちがあれば大丈夫」という言葉に救われる生徒さんも多いのではないでしょうか。

吉田育弘先生、お忙しい中ありがとうございました!

長野俊英高校吉田先生

長野俊英高校校舎

長野俊英高校3

 

長野俊英高校公式サイト http://shinonoi-gakuen.ac.jp/nagano-shun_ei/

 

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