国語:埼玉県公立高校入試出題傾向【埼玉県受験情報2021】

こんにちは!

超個別指導塾まつがく上里教室の松尾です。

 

さて、埼玉県では公立高校の願書出願が終わり、いよいよ学力試験を残すのみ(学校により実技試験や面接はありますが)となりました。

入試直前の今、ラストスパートをかけている受験生のために、各教科の傾向を考察してみたいと思います。

 

最後の最後、何をやればいいのか。

参考にしていただければと思います。

また、中学2年生以下の皆さんは「今後何を意識して勉強に取り組めば良いのか」を考えるきっかけにしていただければ幸いです。

 

国語全体の出題傾向

それではまず、当日一限目に行われる「国語」から見ていきましょう。

 

国語は例年大問5つで構成されています。

1 文学的文章

2 漢字・文の成分・熟語・文章の構成や推敲・敬語などの小問集合

3 説明的文章

4 古典

5 作文

この構成は、当面継続されるものと思われます。

 

 

大問別出題傾向

1.文学的文章

令和2年度学力検査の配点:26点

物語の登場人物が受験生と同年代の中学生や高校生であることが多く、共感しやすい題材となっていることが多いのが特徴です。

読書好きの受験生の中には、実際にその本を読んだことがある、という受験生もちらほら見かけられます。

 

具体的にはこのような感じです。

①場面や登場人物の設定を捉え、内容を正確に理解する力を見る問題

②登場人物の心情を読み取り、適切に表現する問題

③登場人物の描写に注意して読み、内容を的確に捉える力を見る問題

④登場人物の言動(セリフ)の意味を的確に捉え、条件に応じて的確に表現する問題

⑤表現上の工夫(表現技法)に注意して読み、内容を的確に捉える力を見る問題

 

令和2年度入試では、正答率75%以上の問題が2題、45%程度の問題が2題、30%の問題が1題となっています。

偏差値50以上の高校を目指している生徒さんはできれば4問、文学的文章が苦手だという人でも3問は正解しておきたいところです。

偏差値60以上の高校を目指す生徒さんは満点、もしくは記述問題での減点のみに抑えることが、目標点を取得するための最低ラインとなるでしょう。

 

2.小問集合 

令和2年度学力検査の配点:24点

問1では基本的な漢字の読み書きが出題されます。

例年読み3問、書き2問という構成です。

 

「読み」は難読漢字が1問だけ含まれますが、それでも正答率は60%以上。

その他2題は80%以上であることが多く、ここは全問正解したいところ。

 

また「書き」は正答率70%以上の問題が多く、全問正解は十分可能です。

同音異字語などが多く出題されるため、ただの漢字練習ではなく、語彙を増やすための学習が必要です。

言葉の意味を知ることで漢字が思い出されることも多いので、書き取りのみでなく、意味調べも合わせて行うことで、効率的な学習になります。

 

問2では「文節と文節の関係」や「単語の品詞」、「用言の活用形や活用の種類」を問われる問題が出題されます。

文節と文節の関係については、主語と述語の関係や修飾・被修飾の関係など、基本的な言葉の特徴やきまりをしっかりと押さえておきましょう。

 

漢字検定などで二字熟語、四字熟語を覚える機会はあると思いますが、意味や成り立ちまでは知らない生徒が目立ちます。

漢字練習にも通じますが、意味や成り立ちまでしっかり考えて練習することがオススメです。

 

また、文章の構成や推敲については、私立高校受験のための志願理由書作成や面接練習の中で、正しい言葉の使い方を覚えていくことが重要です。

学校の先生に赤入れしてもらった原稿をただ写すのではなく、使い方をしっかり考えると一石二鳥です。

また、日々正しい敬語を使うことも受験勉強に役立ちますので、意識して取り組んでみましょう。

 

 

3.説明的文章 

令和2年度学力検査の配点:26点

身近で起こっていることを題材とし、それでいて専門的な用語を多用しない文章が多いことが特徴。

受験生にとってもただの入試問題ではなく、多様な価値観に触れることで視野を広げ、考えを深めるための問題となっています。

 

具体的にはこのような感じです。

①文章に書かれていることを正しく読み取り、理解する力を見る問題

②文章の構成や展開の仕方を捉え、内容を正確に理解する力を見る問題

③文章の構成や展開に注意して内容を理解し、条件に応じて適切に表現する力を見る問題

④文章の論理の展開の仕方を捉え、内容を正確に理解する力を見る問題

⑤文章全体と部分との関係を捉え、条件に応じて適切に表現する力を見る問題

 

説明的文章は文章の構成をしっかりと捉える必要があるため、段落ごとのポイント、段落と段落の関係を意識して読み進めることが重要です。

入試本番だけ意識してできることではないので、日々の学習からしっかりと取り組む必要があります。

 

とはいえ、物語とは異なり、なかなか自分で読むことが難しいのが説明的文章です。

教科書の文章や入試の過去問、塾のテキストなどに段落番号を書いたり、段落のポイントをまとめたりしていくことをオススメします。

また、指示語や接続詞に着目すると、文章のつながりが理解しやすくなりますので、文章中にそれらを見つけたときには、必ずマークをつけるようにしていきましょう。

 

選択問題は正答率が60%前後、記述問題は50%と10%となっています。

選択問題は確実に得点したいところです。

記述問題も2題のうち1題は正答率が低くありませんので、しっかりと得点できるようにしておきましょう。

 

 

4.古典 

令和2年度学力検査の配点:12点

全体的に正答率が低くなってしまうのが、この古典です。

受験生の多くに苦手意識があるように思われます。

 

具体的な出題傾向は以下の通りです。

①現代仮名遣いへの書き換え

②文章に書かれている内容を正確に捉える問題

③省略されている主語を答える問題

④古典に表された物の見方や考え方を捉え、内容を理解する問題

 

ある程度固定化されている問題が多いため、対策がしやすい単元です。

特に①現代仮名遣いへの書き換えと③省略されている主語を答える問題は、古典を学習する際には必ず行ってきていることです。

改めてノートを見直したり、類似問題をたくさん解いたりすることで、正解に近づくことが可能です。

それでも正答率が50%程度なので、この記事を読んだ皆さんは、確実に得点し、ライバルに差をつけてください。

 

5.作文 

令和2年度学力検査の配点:12点

埼玉県公立高校入試国語の定番で、200字程度の作文が毎年出題されます。

内容としては、あるテーマに基づいた資料が提示され、それに対する自分の意見を自分の体験を交えながら述べていく、というものです。

 

まず200字の文章を書くのに自分はどのくらいの時間が必要なのか、ということを事前に確認しておきましょう。

テスト時間50分の中で「作文にどれだけの時間を費やせるのか」を把握しておくことは非常に重要です。

 

作文問題はしっかりとルールに基づいて書けば0点になることはありません。

しかし、書かなければ当然0点です。

ですので、できれば作文は一番最初に書き上げたいところです。

 

作文が苦手な皆さんは対策として、日々の出来事を日記に書いてみるのがおすすめです。

このとき気をつけたいのが「その日あったことの箇条書きにならないようにする」ということ。

自分がその時どう思ったかという「感想」も必ず書くようにしましょう。

 

受験直前の皆さんは、過去問や他県の入試問題などからテーマを探し、実際に書いてみると良いでしょう。

できれば、学校や塾の先生に添削をしてもらうとベストです。

 

 

以上、長文となってしまいましたが、埼玉県公立高校入試【国語】についての出題傾向考察でした。

入試までの残りの期間で確実に得点力を伸ばすためには、「漢字」「古典」「作文」をオススメします。

 

次回は数学を考察します。お楽しみに。

 

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